クロムハーツというお嬢さんが、いつまで経っても自分の生活になじまず苦悩

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子供と一緒に旅行疲れでぶっ倒れている時、義両親から「今度温泉行こう~♪」のメールあり。お元気すぎてびびる。地下鉱脈と直結して、地球エネルギーでも吸い上げているんじゃなかろうか。

 

さて話は変わりまして、宝物自慢です。昨日は時代劇の悪代官のように、自分の宝物を磨いて、うふうふして、仕舞うという、クズのような娯楽をして、大変楽しく過ごしました。

 

就職氷河期派遣社員でHPやDTPの仕事を始めた頃、「初めての給料で高い物を買うと、仕事が続く」というトンデモ都市伝説を先輩から聞き、じゃあ、じゃあ、じゃあ私ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーtっと欲しかったものがあったの!!と、正規代理店に万札握りしめて行って、買ったものがあります。

 

それは…クロムハーツフローラルクロスリング。

 

尊い…。

 

しかし自分には高すぎる山だったようで、何だかんだで大事にしすぎ、それをつけて外出することがどうもuneasyといった感じで、そのうちしまい込むようになっちゃって。

 

その頃ごついメンズシルバーの人気はすごく、特集した雑誌もよく見かけました。それこそ雑誌なんかを見ていると、まだ素人の域を出ていないのでは…と素人目にも思ってしまう、ファンアートに近いようなブランドも。

 

そんなドメスティックな出来立てほやほや感のあるブランドのシルバーも、複数購入しました。大概は通販で。届いてみて、「いや指輪には重すぎない!?」とびっくりするような、肉抜きが全くなされていないものもありました。「指折れない!?」とびっくりするような、横の指にめちゃめちゃ当たるものもありました(クロムハーツでもあるけど)。

 

それらと比べると、クロムハーツのいくつか(そうそう、沼特有の『仲間を呼ぶ』が発動され、もれなく増えます。ご注意を)は、無骨ながらも若干段違いに精工で繊細で、自分がど庶民出身のくせに、良家の娘さんをお嫁に迎えてしまったかのような、おっかなびっくりが自分の中から消えず。

 

相手はシルバーの塊で、自分よりも丈夫で堅牢なはず。自分だったら打ち身捻挫骨折のような衝撃も、多分大丈夫でしょう。死後も、変わらずけろっとそこにある物でしょう。だけど何か壊れちゃうんじゃないかと不安で、日常使いができない有様。人はこれを指して、「身の丈に合っていない」というんでしょうね。。

 

まあしかし、身の丈に合っていないは正解でして。いつもよれ~っと着ている服に、クロムハーツの面々は、育ちの良さというか、デザインの良さというかで、合わないことはないけれど。ビンゴの服に合わせられ、目を輝かせ、頬をぴちぴちと光らせ、「私はここから来たの!」と自分の正体を知り、その目でこちらを見返すこともないのです。

 

いつも自分の正体を知らないままそこにいる、哀れさがあるのです。

 

クロムハーツを普段使いしようとすると、気になり始める靴、ズボン、シャツ、カバン、帽子…。さらにはその恰好でママチャリもどうかって事に自分の中でなりかねず、その一つ一つって、すごいお金がかかる。

 

日常使いして、一緒に経年劣化していくのが夢だったのに、悲しい事に、クロムハーツの面々は、いつまで経ってもぴかぴかです。

 

 

※ 何となくクロムハーツを良家の「お嬢さん」に例えていますが、別に性別も年齢もこだわりはないです。違和感のある方もいらっしゃるだろうな、と思って…。