字の練習とゲシュタルト崩壊

ペン習字の本が届いたので、喜々として練習を始めています。たのしいなー。小学校のころ、結構「書き方」の勉強が好きだったのを思い出します。手本をなぞったり、升目に書いたり。しかしいつの間にかそんな勉強ともおさらばし、より高度な勉強へ。

 

小学校のころって、色々経験させてくれます。私の従弟は低学年のとき体験した木琴にはまり、家でも木琴をしたがったそうです。その時は、年下の従弟のその発想がかわいいな~と思っていたのですが、程なくして彼はでかい木琴、「マリンバ」を習い始め、何年も何年も根気強く練習し、高校生くらいで市民オーケストラに入りました。現在も恐らく続けていると思います。小さい時の学校での「ちょっと楽しい」という出会いから、よくここまで続けているよなあと感嘆します。

 

私も小学校時代、書き方が好きという自分をもっと自覚できていたら、習字を習ったりして、古文を勉強したりして、国文科に行って、国語の先生になりつつ書道を教えるなんて道にいたり…とパラレルワールドにちょっと寂しくなりながら、字を練習しています。国語の先生、今になると憧れます(私は英語を教えています)。年とると色々と折り合いがついて、気負いもなくなり、自分の足元のことをやりたくなるのかな。

 

元々字の練習をしようと思ったきっかけは、我が子の荒ぶる字。いや~すんげえ汚いのです。升目も完全無視。はみ出し放題。そもそもきれいに書こうという意識がない様子。キャラクター的に、字のきれいな女子にはならなそうな気もしますが、いや~~でも君限度があるだろう。そして子供をその気にさせるには、親からだよなあと、自分で字の練習を始めたという側面も。

 

子供はまんまと興味を持ち、私のペン習字の本を奪って、書き、上手く行かないのでお前は幼少期の卓球愛ちゃんか、という泣きっぷりでいちいちいじけています。なので、娘とちょうど夕食をとっていた旦那用に、子供用の書き方のフリープリントを印刷し、配布。「ちびむす」というサイトです。いつもお世話になっております。

happylilac.net

happylilac.net

 

で、プリントを使って延々と字の練習をしていた旦那、だんだん青ざめ

「やばい、やばい、訳が分からなくなってきた。ゲシュタルト崩壊。」

といってギブアップ。

 

ゲシュタルト崩壊 - Wikipedia

 

さらに、延々と同じ平仮名を紙の裏に練習する私の様子を見て、

「その紙、夜中にぼうっと見えたら、すごい…怖くない?」

と言い出す始末。でも確かにひたすらに平易で無意味な一文字の平仮名が、紙びっしりに羅列されているさまって、ものすごく狂気的でした。漢字だと、そうでもない。平仮名って怖いよ!?

 

こわいこわい言って、紙をひっくり返し、そのまま就寝。

「音には不気味の谷はないらしいけれど、視覚ってあるよね。この字ばっかりの感じ、分裂症的な世界というか。」

と旦那。すっかり怯えてしまっていました。

 

まさかペン習字で、そんな扉が開かれるとは。

 

「時間ができたら、習字習ってみたいなあ。」

と旦那に言ったところ、

「この年になったらいつか、はないよ。今すぐ習えば。」

と言ってくれました。やって…みようかな…。やれるかな…。