小さい人の心にタイムカプセルを埋める卒業式

我が子がぼちぼち卒園です。先日は最後の発表会がありました。

 

発表会の劇の歌(先生の手作り)を聞きながら、劇の内容とは少し一致しない歌詞で。それではっと気づいたのですが、これ、メッセージソングなんだなあと。

 

これから先、園の外に行く君たちは、しんどい時、寂しい時、つらい時が何度となくあるかも知れない。だけど、幼稚園で何か月も歌い込んで暗譜、暗記したこの曲を、できれば、どうか、その時に思い出してね。そして、歌のように、前を向いて行って。行けますように。そうした意図を感じ、ああ、子供を送り出すっていうのは、本当に、愛に満ちたことなんだなあと感じ入ってしまいました。

 

一人、職場で衝突して、個人的に嫌いな人がいるのですが(笑)、その自称お偉いさんが言ったことで、素敵だなと覚えていることがありまして。子供に何かを教えるということは、離れた後も、その子の中に何かを残すことだと。

 

私の教えた子の中には、重い知的障害があったり、体の障害があり、すでに亡くなっている子が2人います。それでも、彼らが最後の瞬間までに、楽しかったなと思い出せることに貢献できていたら、あるいはなぜかある幸福感や自信に貢献できていたら、私は「やったんだな」と思える。生きているどんなお偉いさんに評価されなくても。

 

話がずれてしまったけれど^^; 大昔の教育実習の際、子供にこんなことを言われたことがあります。大人になるということは、自分の夢をかなえて行くことだと。甘酸っぱい考え方に一見見えるけれど、一周回って、本当にそうだと自分に刻まれています。

 

それぞれの人生で、それぞれのフェーズで、それぞれのサイズの夢を見る。それを現実にしようと現実にぶつかることが、「大人になっていく」という事だと。

 

卒業で思い出すシーンの多くが、自分の卒業ではなく、子供達の卒業です。

 

一番思い出すのは、一人の子の卒業式の晴れ姿。胸に花をつけて、さっそうと歩き、その後短い時間だったけれども、青春し、友達ができ、明るい表情だったと聞きます。

 

その子と往来を歩く練習をしていた時、お腹にいた我が子も、もうすぐ幼稚園卒業です。我が子と小学校への通学路を一緒に歩きながら、いつも、思い出しています。信号機で、十字路の角で。

 

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私もちゃんと、送り出せる子を送り出さねば。今抱えている子たちを。