初めてパワーストーンブレスレットを作る

きな臭い記事、出ました…。

 

人生で一番金をかけているものを仕事にするとよい、という考え方があるそうです。ロマンがありますね。実際どうか分かりませんが。もし自分が人生で一番お金をかけてしまっているものを仕事にできるんだとしたら、私の場合、石かクマです。クマはテディベア。石は、パワーストーン…。

 

いや、言い訳をさせてください。私は純粋に(?)石が好きなのです。何だ純粋って。いや不純でもいいです。石が好きなのです。子供のころは駐車場で何時間も石を拾っている子供でした。河原に行ったらあたり一面丸い石という、想像を絶するヘブン具合に鼻血が出そうに興奮し、1日ずっと石を拾っていました。墓場に行った日には、玉砂利に卒倒し、持って帰りたいと騒いで、母親に取り押さえられました。

 

ともかく、石が好きなのです。

 

そんな人間がある日パワーストーンと出会い、色とりどりの美しい石が小遣い程度の値段で買えるという時代を生きたら。…恐ろしいですね。一つ一つは小遣い程度の値段でも、恐ろしいことになりますよね。中には1万円のアクアマリンの標本とかあります。何だ、アホか。アホだよな…。怖すぎて、総額を計算したことはありません。決してしません。たぶん死にたくなると思います。

 

そんな自分ですが、パワーストーンのブレスレット。あれだけは、どうも抵抗感がありました。つけている石で何を望んでいるのか、人に分かっちゃうってつらくないですか。ああ、金運か。ああ、恋愛運か。そんなの照れくさいなあ。でも好きだったんでしょうね。好きだけど、抵抗していたんでしょうね。

 

先日ついに、パワーストーンブレスレットを買ってしまいました。1000円ほどの、お安い、スモーキークォーツのブレスレット。

 

若い頃、スモーキークォーツのような地味な色は今一つ理解できなかったのですが、年をとってくると、石の趣味ですら変わってくるのが自分では面白いです。

 

10代のころ好きだった石は、例えば

アメジスト(薄紫。ちなみに『アメシスト』というほうが、私は音的にロマンチックで好きです。どうでもいいですね。光が入ると、朝焼けの一瞬前の空がピンク色に染まり始める、そんな幻想的で少し物悲しいような、静かでロマンチックな色になり、マジで何時間でも眺めていられました。)

クリソプレーズ(ものすごく鮮やかな青緑の玉髄。どことなく銀杏ぽい透明感が好きでした。)

アクアマリン(過熱していないとやや青緑だったり、グレードの低い白色が混じったものも、雪と氷っぽくて乙なものです。)

ローズクォーツ(薄ピンクでややもやがかかっている。これは研磨されていない荒っぽい結晶が、桜ゼリーっぽくて好きでした。)

などのパステルカラーでした。

 

20代のころは石から離れていて、30代。ふらっと人生詰んでいるときに立ち寄った、パワーストーン屋で見つけたアラゴナイト。10代の時は恐らく見向きもしなかっただろう、硬度も透明度も低い薄黄色の石です。

 

何かこう、10代の頃好きだった各種水晶とは違う透明度の低さが、硬度の低さが、体温があるような優しい雰囲気で、大好きになりました。年食いましたね。昔飼っていたヒヨコを彷彿とする、暖かい黄色。

 

が、アラゴナイトはその柔らかすぎる特性のせいなのでしょう、アクセサリーにはほとんど使われておらず、当時の観測範囲では、あってビーズの状態のもの。でも欲しいなあ。ブレスレットは抵抗あるけど。

 

迷いに迷い、小さな店内で多分小一時間行ったり来たりして、結局使うあてもないまま、小さな小さな3粒だけ、アラゴナイトのビーズを買いました。そして無くさないよう、ビニールの透明の小袋から出さず、ポケットで愛でたりしていました。

 

そして現在。ふとスモーキークォーツが好きになりました。茶色で透き通った水晶です。これまで全然興味のなかった石なのですが。

 

これ以上石を買うまい。買うまいと思っていたのに、夜な夜なネットサーフィンし、ついにブレスレットで安いものを見つける。…ブレスレットかあ…。職場にして行っても浮かない程度の指輪とかあったらいいんだけどな。しかし指輪はどれも結構立派なお値段。悩んだ挙句、まあ、スモーキークォーツブームも飽きっぽい自分のこと、一過性のものだろうから、安い方がいいよなと、ブレスレットを購入。

 

が、全部スモーキークォーツだと、『ラピュタ』でいうところの、ポム爺さんのように、「その石をしまって下さらんか。ワシには強すぎる…」状態に。なんかこう、キンキンして感じる。

 

そこで、気付けば~~年ビニールに入ったままだったアラゴナイトを発掘。スモーキークォーツのブレスレットの糸を躊躇なくハサミで切り、アラゴナイトを足して、作り直してみました。作り直すっていったって、糸(伸縮するオペロンゴムとかいうもの)を通すだけですが。

 

コーヒー色の透明なスモーキークォーツのブレスレットに、レモンクリームキャンディーのようなアラゴナイトが加わりました。

 

やだー超かわいいー。

 

もうどう見てもパワーストーンブレスレットなので、人前で見せたりしないと思うのですが(この期に及んで何を尻込みしているんだか)、ブログに書く程に興奮しています。

 

最初は水晶同士、例えばスモーキークォーツとローズクォーツ、あるいはスモーキークォーツとアメジスト、あるいはスモーキークォーツとシトリン、あるいはスモーキークォーツとモリオン(黒水晶)、あるいはスモーキークォーツと無色透明の水晶、などなど考えていたのですが、不思議なものでまったく属の違う石を組み合わせたほうが、何かしっくりと合う感じがする。

 

いうなれば白飯に同じように味の薄い、色の薄いものを合わせるのではなく、がっつり色も味も濃い、サバ味噌みたいなのを合わせると黄金カップルでご飯が進む、あの感じといいますか‥。

 

いやー非常に楽しかった。日付変更線またいで何やっているんだ…。