やわらかい ぱん

焼き肉はホルモンが好きです。みなさんはどうですか。

小さい時に好きだった食べ物

大学時代の後輩が、色々なワークショップを行う仕事をしています。その一つで、子どものころ好きだった食べものが出てくるものがあるようで、そういえば私、子どものころ好きだった食べものって何だっただろう?と考えています。

 

大概の食べ物は好きだったんですよね(笑)。アジの開きかなあ…。ほっけかなあ…。銀鱈、桃、給食に出てきた「オイルキュウリ」も好きだった。カリカリ梅も好きだった。みたらし団子も好きだった。

 

多くのものは今も相変わらず好きで、相変わらず食べているなあ。子供時代、特に食べていた食べ物って何だろう。

 

…好きかどうかは別として、子供時代に石を投げ、ぶつかった食物にまつわる思い出といえば、母がよく作ったすごいサンドイッチ。これもともと、曾祖母のサンドイッチレシピだったらしいんですが、すごいのです。

 

トーストしたパンに、バター、粒マスタード、茹でキャベツ、厚焼き卵焼き(塩味)、厚切りハム(多分曾祖母はスパムを挟んだのでは…)、トマト、スライスオニオン、キャベツ、パン。

 

腹を拳で殴られるくらい、胃にズシリと来ます。

 

曾祖母はとっくに鬼籍です。ときどき、自分も料理をしながらですが、先人は亡くなっていて、その作り方や料理は残っているというのが、言葉に明言されないけれど、印刷物とかにならないけれど、賞ももらわないけれど、お金にもならないけれど、歴代の女性の系譜だなあと、一人かみしめたりします。

 

例えばキュウリの切り方。私は祖母のも覚えているし、母のも覚えています。それを思い出して、自分の手で踏襲しようとするとき、それが故人であっても、故人がどこか、そのお勝手の斜め上にいますよね。

 

祖母は毎日毎日キュウリを切りながら、ここではない光の当たる世界を見続けた人だったけれど、彼女が暗いと思っていたかもしれない手元に、私は育てられたなあと思ったりします。

 

世の中の陰陽でいう、陽ばかり、例えば「将来自立するために、何の仕事をしたい?」のように語られ、子供のころは陽しか知らず、当然目指していたけれど、この年になると、私は陰の部分に育てられ、そのくせ陰の部分を知らずに育ったから、どっかしんどかったのかもなあと思ったりもします。