やわらかい ぱん

マジカルバナナ、バナナといったら黄色。教室の彼らももう成人。

めちゃきつい「通常」の坂

公立の小学校、中学校の普通級でついていけなくなってくると、特別支援教室とか、通級学級とかで補講的な授業を受けるんだろうと思います。

 

通級学級で勉強をしても、どうにも普通級でしんどい場合、進学希望先を選びなおしたり、特別支援学級(固定級)への転入を考えるのではないかと思います。

 

通級学級は、普通級についていくための勉強なので、学習指導要領は一応通常のものに従う形だろうと思います。実際は色々な実態の子がいるようで、下学年の勉強や、基礎的な学習を繰り返しやっている子もいるようです。

 

特別支援学級になると、原則は通常級の学習指導要領に沿うとされていますが、あくまで原則で、特に知的障害学級の場合、通常級の指導要領と同じものはなかなか使えないです…。こうした場合は、知的障害の特別支援学校のものを拝借したりするそうです。知人の話だと、情緒の特別支援学級は、通常の教科書を使って授業をしているそうです。

5.特別支援教育に関する学習指導要領等:文部科学省

 

少し話はそれますが、特別支援学校にあっても「準ずる課程」と呼ばれる教育課程の子供たちは、通常の学習指導要領を使っています。教科書も、その子供の学年が通常級で使っている教科書です。子供の実態に合わせてですが、下学年の教科書で勉強している子もいます。

 

スタンダードな学習指導要領は、それに準拠した教科書もあり、それを一学年で終えるため、自然と順守されていると思うのですが、そこからあぶれた場合、準拠するスタンダードがほぼないというか、青天井というか…。何かこう、いくつかの学習指導要領ダッシュとか、学習指導要領ダブルダッシュとか、バリエーションというか幅が欲しいなあ…と思ったりします。

 

勉強面も普通級は相当きついが、勉強面以外で全然障害を感じさせない子って、います。勉強がどうもできないといっても、はっきりとした知的障害がある学力でもない。そんな子って、います。通常級の学習指導要領と、知的障害特別支援学校の学習指導要領の間が、広い…。何かその間に、ベーシックスタンダードみたいな学習指導要領が欲しい…。

 

上記のような子は、身近に何人かいますが、おそらく就学前には全く分からず、保育園や幼稚園では、もしかしたらよく出来たお子さんで、どちらにしても勉強を教える縛りのない先生たちにしたら、可愛かったろうなあ~~と思うんですよね。

 

教科が始まったとたん、少しずつ、少しずつ難しさを蓄積しちゃったんじゃないかと。しかし話しても、普通の子。生活面では、私より頼りになるかも知れません。電車の乗り換えとか、バスとか…。

 

これはもう、普通の子なんじゃないかと思うのですが、昨今の学習指導要領は厳しいのかなあ。それとも公立学校自体が厳しくなっているのかなあ、もう本当に可哀そうになる立場にいたりします。このまま公教育が中の下ではなく、上の下、上の中に合わせていったら、多分、こういう子のすそ野は広がると思う…。

 

まあともかく、学校について行けない子の支援は、明日は我が身の支援でもあるわけです。だって何だか右肩上がりに、学校の勉強や試験について行くのが大変になっているような…。

 

職場で定期試験の問題用紙を見せてもらったのですが、これ、資格試験じゃないの?あるいは都立高の入試の過去問?と椅子から転げ落ちそうになりました。いやあ、昨今、公立中の定期試験ってそんなに難しいの?

 

私は私立でしたが、定期試験、そりゃもちろんとても辛いものでしたが、それにしても試験2週間前から頑張れば、よほどの事故がない限り(そして事故はあった 笑)、まあまあ…何とかなりませんでしたか‥?自分を含め、年配の方々。

 

頑張ったのに、できなかったという子を見ていると、何だか学校で一体何が起こっているだ…と心配になってきます。聞けば、本当にそれなりに勉強しているんですよね。試験範囲の内容がすらすら口をついて出て来る。できなかった、のレベルが違うのかな…。いやあ…。

 

昨日、たまたま高校を中退したyoutuberの動画を見ていて、学校を中退するのは、甘えだと書いている人がいたんですよね。これ、子連れでドラえもんの映画を観に行った際、小学生同士が同様のことを言っているのを耳にして、びっくりしたんですが、今の子供たちは、そんな意識を持って学校に行っているんでしょうか‥。

 

何だかお互いにチキンレースをしながら、お互いを見張っているみたいな印象を受けて、ドラえもん見に来ているような子供達に何が起こっているのと、びっくりしたので覚えています。

 

ところで英語の歌を歌うのが好きな子がいて、英語の歌か、何か気晴らしに歌うかなあと思っているんですが。今日、脳内に浮かんだ歌は、ノーベル文学賞をとったあのおじさんの曲でした。

 

How many roads must a man walk down
Before you call him a man

 

(Bob Dylan "Browin' in The Wind")

 

一人前と呼ばれるまでに越えなければならない坂が、あまりにきつすぎやしないかねえ…。その坂は、本当にみんなが一律に登らなきゃいけない坂かなあ…。その坂が唯一の物差しなのかなあ。(長い道っつうかなんかもう途方もない、登っても登っての坂を彷彿としますが…)

 

幼稚園から満面の笑みで帰って来る我が子と、「保育園のころは、楽しかったな…」という子と、何ともやるせないです。