やわらかい ぱん

マジカルバナナ、バナナといったら黄色。教室の彼らももう成人。

少人数グループの良さ

先日スーパーで買い物をしていたら、療育のパートをしていた時の先輩(年下)とばったり会いました。

 

通常対人の仕事は、仕事外でプライバシーに触れる話はご法度なのだけど、仕事を離れてもまだ心はスタッフなので(ボランティアに時間があったら行くとも言ってあり)、お許しいただきたい。かつて一緒に見ていたあの子(伏せ)が、その後ずいぶん落ち着いて、リーダー的な役割をしていたこと。無事小学校に上がったこと。そんな話を聞いて、へえ~なんて。

 

そのお子さんは大集団ではどうしていいか分からず、なかなか活動に乗れない状態が続きました。心根はとても良く、そこが前に出てきてくれれば、対人関係もぐっとうまくいき、本人も自己肯定感が上がりそうなのにと、療育先ではスタッフができる範囲であれこれ模索していました。出来る範囲というのは、予算がないのです…。すでにある色んな家具でパーテーションにしてみたり、活動の種類や場所を変えてみたり。

 

私はその後、我が子のことでかかりきりになり、休職→退職をしてしまいました。思えば一緒に見ていたお子さんは一番しんどい時期で、いずれ落ち着くかも知れないとは思っていたものの、ここまで行くとは。言葉も増え、落ち着き、みんなのお手本になる「学級委員だったんだよ~」と。

 

きっかけは小集団だったようです。実態の似た子供を集めた小集団に分け、小集団の部屋で活動するようになったところ、それが良かったようだと。

 

さて、現在の仕事でかかわっているお姉さん。味わい深くて、関わる大人はみんな彼女の大ファンなのですが、まだ少し同世代とはトラブルがある様子。それも年々大きくなるにつれ、減ってきているみたいですが。

 

そのお子さんの勉強を見ているのですが、なかなか集中できる時間が短い。天気が悪かったり何か宜しくないときは、ほぼ勉強ができない。

 

しかし興味関心は非常に強いので、このお子さんの本能は、現在特定の教科にしぼって、ストイックに筋トレみたいに学習するのではなく(一種の閉鎖状態ですよね。自分はこれがむしろ好きで、外国語学習がわりと好きです)、もっと広く世界を知りたいのかもなあと。何か時々、そうすべし、人類のためにと、神様がこの子を特別にプログラムしたのではないかしら、とこのお子さんを見ていると思うのです。

 

何だかその手助けをしたくなってしまい、自分の知っている限りの物理学者の情報をもって行ったり、今後何かに繋がればと、工作(航空力学とか好きらしい)を絡めたり…。

 

そうはいってもどんどん授業からは遅れていくので、正直困ったなあと周囲の先生に相談をしているところでした。

 

が、春になり、いきなりこのお子さんの学力が上がっていました。英単語のスペルがすらすら書ける。文法もかなり勉強している。ほんの数週間の春休みの間に、1年分の勉強を取り返していたのです。…もともとすごい集中力と才能のあるお子さんでしたが、これにはひっくり返りました。

 

聞けば、塾に行き始めたとのこと。うわあ、塾の先生に負けている…と地味に落ち込んだ自分ですが、その塾、小集団のようです。

 

現在その子と私は周囲の事情でマンツーマン体制。

以前家庭教師をバイトでやっていた時期、マンツーマンだとほぼ子守になる自分を実感していました。親御さんがいない時間、お腹がすいたというので、おやつ作っていたり、ゲームの相手したり、友達が家に遊びにきたり…。

現在は場所が自宅ではないので、そこまでではなかったものの、もしかしたら現在関わっていうお子さんも、あるいは一種の子守状態だったのかなあと(苦笑)。

 

それはそれで意義はあることだろうとは思うのですが。たまにマンツーマンではなく、もう一人以上お子さんがいる状況になると、打って変わって緊張しだし、やることをしっかりやる事も思い出しました。見栄っ張りもあるのかも知れません。人並みのですが…。

 

小集団ていうのは、有意義なものなんだなあと実感した春でした。いや、棚に上げちゃいけません。

 

ところでさっきから、なぜか左目だけ涙が止まりません。