やわらかい ぱん

いつか絵本にまとめたいブログ

『海辺のにょろり』 設定資料集を作ってみた

設定資料集っていいですよね。

 

うちの『海辺のにょろり』でも、一つの世界を描き続けているので、今更ながら、設定資料集を作ってみました。

 

中学校の時、よくやったなあ。キャラクターの設定とか、説明とか、延々と友人達と。

 

f:id:toridashi-foh:20161230102002j:plain

明らかなボールペン書きでしょぼいですが、うちのメイン3名です。

真ん中のカニのカズヤ君のスペル、Kazuyaがいいのかなあ…。そうすると、カズーヤーになっちゃいそうにも…。でも上記のようにすると、カジヤ、みたいになっちゃうのかな…。まあいいか。

 

彼らを1年弱かな、描き続けてきて、彼らの風貌もずいぶん変わりました。1年前より、多分相対的に可愛くなってきたと思います…

 

一番初めの彼らは、こんな感じでした。

toridashi-foh.hatenablog.com

 

以前はピースケ君というキャラがいたのですが、描いているうちに、にょろりとカズヤ君にその要素が吸収された気がします。

 

もともと肢体不自由児の施設で働いていました。その時の、経口で食べられない子に経験させてしまった、ほろ苦い思い出があり、物語で、一緒に、楽しく、と思ったのでしょうか。こんな風にしてあげられれば良かったな、というと語弊があるかも知れませんが、無意識で、こういう関係でもいいんだよな、と思いたかったのかも知れません。

 

彼らの学校のイメージは、特別支援学校です。いろんな子がいて、もしかしたら普通の学校では飛び出してしまうかも知れない子たちも、小さい時から一緒のせいか(注1)、助け合って、分かり合って、当たり前にそこにいる。そんなイメージで描いています。

 

(注1)小中学校のみ、高校のみという特別支援学校も、特に知的校だと増える傾向にありますが、小中高と一貫校のようになっている特別支援学校も現段階では少なくないです。在籍している子供は、小学校から高校卒業まで、中には小学校就学前の療育や病院から一緒だったりという、本当に幼馴染という子もいるそうです。

f:id:toridashi-foh:20161230103119j:plain

3人の学校です。海の中にあります。考えてみれば、何で海の中にしたんだろう。トゲタなんか、頭上を魚が泳ぐのが見える設計なので、落ち着かなさそうですね。

 

海辺を舞台にしたのは、単に海が好きだからという理由もありつつ、じみに、母方の故郷である沖縄への思いも…。私は沖縄2世で、沖縄で育った経験がないため、近いような遠いような、勝手にシンパシーをもっているけれど、それは一方的なものだろうと、寂しい思いもあったりします。

 

にょろり達が暮らすのは、どことなく南国の海のイメージです。沖縄の本島南部に一度行ったことがあるのですが、戦争の砲撃で、地形も変わるほどだったとか。でもそのあと幾星霜して、カニとか、鳥とか、その砲撃のくぼみに生まれて、住み着いたりするんだろうと思ったときに、彼らが、そこに住んでいる図を想像しました。

 

イカ先生は、10本の手で色んな子のお世話をします。カズヤ君のお世話をしながら、トゲタがケガしないようにしつつで、おそらく普通の先生じゃ持たないよなと。考えていたら、手が10本の先生になりました。それでもきついらしく、いつも精神安定用のマスクをしています。

 

スクールバスですが、特別支援学校といえば、普通の学校より学区が広いので、あちこちから子供を運びますよね…。せっかくなら、猫バスみたいに乗って楽しそうなバスがいいなと思ったら、なぜかこんな状態になりました。バスで遠足とか、楽しそう…。

 

f:id:toridashi-foh:20161230104457j:plain

にょろり達が住む海辺の地図です…(わかりづらい…)。彼らが住んでいるのは、浜辺からほんの少し上がったところにある森。満潮でも潮がとどかないところに、こんもり植生があったりする、ああいったところに住んでいるイメージで描いています。森が、あまり南国っぽくないんですが…。

 

f:id:toridashi-foh:20161230105055j:plain

それぞれのキャラクターの家です。イカ先生の家は、海辺の洞穴。戦争と絡めるのは、今の自分には役不足と思い、例えば明らかな重機の残骸とか、そういうものは一度描き始めると、一気に起承転結になって、物語が終わる気がするので、今は細く長く描きたく、避けていますが、海辺の洞穴(ガマ)を描いているのは、自分の中で、「あの海だよ」という印なのかもしれません。

 

トゲタの家は、これと言って定まっていないイメージでいます。あちこちに巣っぽいものがあり、その日の気分で住んでいるイメージでいます。トゲタは旦那を下敷きにしておりまして、旦那の特に父方の家系は、身軽で、住処も一つでなかったりします。旦那は一つの場所をきれいに片づけ、住み続けるのはやや苦手で、散らかったら隣の部屋、散らかったらきれいな場所に移動していく習性があります。トゲタはそれをさらに自然に、自由にさせて暮らしているイメージでいます。

 

いい天気ですねえ…。