やわらかい ぱん

いつか絵本にまとめたいブログ

口癖がうつる。口癖の元の人を思い出す。

「まあ、~にはなるよね。」

 

という口癖、以前仕事をしていた障害児支援先のお母さんにあった。ぱりっとした目張りの入った、昔レディースでも組んでいたかもという雰囲気の、格好いいんだが、実はとても情にもろい感じの。その情のもろさを、あえては見せない感じの。

 

そのお母さんも、治ることのない障害のある我が子と一緒に色々な時間を過ごしてきて、そして「まあ、~にはなるよね。」という、どこかほんのりだがユーモアのある、自分に対して客観的で、過去をつづるような言い方をする口癖があった。

 

それが私は多分好きだった。彼女が好きだったのかな。

 

今日、子供がかなり重い中途障害を負ったというお母さんと知り合いになった。淡々と話す中で、「まあ、パニックにはなるよね」と言った。

 

今も重積発作を心配する渦中にあって不安は消えない。だけど、今子供は生きていて、もしそれが思ったより有限だとしたら、今こそ親子で楽しみたい。そんな決意も感じる。

 

家に帰り、荷物を下ろしたとき、ふとその口調が蘇る。そして気づくと、自分にもうつっていた。こういう瞬間が私は好きだ。

 

人はソリッドな個体じゃないなあと感じる。私はあの目張りがぱりっと入ったクライアントのママが好きで、そして今日会った、そういえば彼女も目張りが入っていたが、彼女とも、ちょっとどこか好きになったのだろうか。まじりあう。

 

口癖がうつるのが私は愛おしい。

 

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今日は娘が幼稚園で泣いてしまいまして。よしよし、チョコチップクッキーでも食べようね。