やわらかい ぱん

焼き肉はホルモンが好きです。みなさんはどうですか。

アマゾナイトのように青く濁った一日

春とは濁りである。

サラリーマンをしていると、1年を通しての人間のポテンシャルは平たんであるという発想が当たり前で、季節の変化はあまり重要視されない。

 

しかし日本は、季節の変化が良くも悪くも大きい場所。

 

多くの人が、自然相手の生業をしていた頃は、季節によって自然も身体も変化することが、ある意味当然だったのではと思います。

 

だからなのよ。今日は何だか濁っている。

 

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朝の一杯ごりごりごり。コーヒーの匂いしますか、にょろりさん。

 

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手抜きトースト。スライスチーズを乗せて、砂糖をかけて、魚グリルで一発ドン。

結構うまいす。

 

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今日の空。澄み渡った冬の空から、濁りを感じる春の空へ。さながら、アマゾナイトという宝石のようです。

 

アマゾナイト - Google 検索

 

この濁りは生命がごそごそと活動しだした濁りでもあるのだけど、これまでイヤだった冬の透明さが、急に美しく気持ちが良かったと感じる濁りでもあります。

 

…かいつまんで言えば、色んなバイ菌やウィルスや虫も起きだす季節ですよ。

 

季節の変わり目、身体も心も、これはいいよ、悪いよと行ったり来たりをしながら、折り合いをつけているようです。調子を崩している方も多いのではないでしょうか。

 

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庭のクローバーは日に日に背の高さを増しています。

 

今日はおままごとも精彩を欠き、娘も早々に室内に戻って、せっせと大人しくお絵かきをしていました。

 

そうだ、何かを煮よう。

…ふと

「こんな日は、ひたすらトロトロと弱火で豆を煮ていたい」

という、友人の言葉を思い出しました。

 

ああ…そう、そうだ。何かを煮よう。

 

残念ながら、乾燥した豆がなかったので、なぜかあった金柑(キンカン)を甘露煮することにしました。

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あっちいよ、あっちいよ、にょろり。

 

とはいえ、実は初挑戦。祖母が昔煮てくれたなあと、香りの記憶を頼りに、砂糖で煮てみる。

 

…おかしいな、これを煮ている時、家中この金柑の甘酸っぱい匂いだったのに、ほとんど香りがしない。

 

かくして出来上がったのは、何ともお粗末なものでした。娘は一口食べたものの、申し訳なさそうにティッシュに出していた。すまん…。

 

「魔女の技」と心の中で呼んでいるのですが。祖母や母が何気なくできたことが、私にはあまり継承されておらず。おそらく娘には、より薄まって継承されるのでしょう。それが少々悔しいような気がする。

 

アイロンがけも、母だったらもっと上手にできただろうに、と、『魔女の宅急便』のキキが、実母の薬作りを継承しなかったことを思い出し、ため息が出るのでした。

 

さて、今もまた、トロトロと煮ています。ゆで卵を。ゆで卵かい。

 

でも何か、「煮る日」があるみたい。コトコトという音が、暖かい湯気が、心地良いです。

 

小さな魔法。

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娘の大好きなスプーン。偏食ぎみでも、このスプーンだったら、食べてくれたりもします。

 

小さな魔法。